オーストラリアのクイーンズランド州のBrisbaneにある、クイーンズランド大学に出張してきました。
メインは、別にして、ICT関連の部分だけレポートしておきます。
いくつかの大学授業そのものにも、参加させて頂いたのですが、総じて、ICT利用は「使えたら使う」という感じで、以下のような電子黒板も設置されていましたが、授業では、OHPも普通に利用していたりと、特にICT活用を意識されて授業を展開されている処はみかけませんでした。
また、図書館では、以下のように、ラウンド型に、PCが配置されていて、学生が自由に利用できるようになっていました。
(無線LANも、アカウントがあれば、結構どこでも利用できるようになっていました)
天井にプロジェクタがついているとおり、この部屋は、自習利用以外に授業でも利用できる場所で、授業で利用する際には、スクリーンを降ろして投影させることもできるのは、便利に思いました。
また、各教室には、下の写真のようなPCや、操作パネルが設置されて簡単に操作できるようになっていました。
(が、操作が不得手な先生の場合は、助手さんが基本操作をしていました)
こういう操作パネルは、近隣でしたら、畿央大学さんも整備されていたりと、どちらかと言えば日本でも当たり前に準備すべきものになってきたかもしれません。
また、海外では、こういうログオン画面の壁紙に、大学のマークやロゴが、大学カラーで準備されている処が多いですね。
また、学生が提出するレポートを、事務窓口で預りながら、教員に連絡するシステムも構築されていました。
学生は、Web上にある「レポートの表示印刷画面」で、履修している授業名を選択すると、自分の名前と、おおきくバーコードが入った「レポート表紙」が印刷されます。
下のようなポストが事務室の横に設置されていて、学生は、そのレポートの表紙とセットにしたレポートを、投函すると、システムが自動的に読み取って、メール通知するという仕掛けだそうです。いつ、だれが、どの先生にレポートを出したのかが判るのですから、単機能なシステムとして教務課などの窓口で受け取っている事務処理の軽減化という視点で面白いと思いました。
あとは、全く余談ながら・・・
公共交通機関の注意書きは、以下のように、「ケータイで話さない」というのは、ありませんでした。
または、プライオリティシート付近での通話に関する諸注意もありません。
街中でのケータイ活用状況は、日本となんら変わらない利用状況にみえました。
ですが、ペースメーカーに配慮したり、周りの迷惑になるから・・・という理由による注意というよりも、右端の「NO LOUD SPEAKERS」にあるように、「うるさくしない」に集約されているんでしょうか?