シラバス(情報科教育法A)[奈良女]

講義コード0162610
開設科目名情報科教育法A
担当教員伊藤 剛和
教員所属非常勤講師
開講期・曜日・時限・教室前期 月曜日 7・8時限 計算機実習室
授業方法講義
対象学生2年次以上
単位数2.0
週時間2

授業の概要高等学校における教科「情報」がどのような内容であるか概観し、授業の実践力を養うことを目的とします。
情報教育的な視点から、学校、社会などの様々な場面での学習活動を具体的な事例で整理していくとともに、それぞれの場面で代表される学習者像、講師像についても考えていきます。 
学習・教育目標教育の情報化に関する基本的なことを知っていること。
学習指導要領における「情報教育のねらい」やICT活用について理解していること。
教科「情報」の指導のための、学習指導案の立案ができること。
教科「情報」の授業展開に応じた、教育手法を理解できること。
ICTを活用した授業場面を理解していること。
情報モラルについての知識を持ち、教育活動において正しく行動できること。
情報セキュリティポリシーの大切さを理解できること。
情報を正しく安全に活用するための知識や技術を身につけること。
情報に関する法律の内容を理解し、遵守しながら行動できること。
個人情報を安全に取り扱うための方法を理解し、正しく行動できること。
キーワード教科「情報」、情報教育、教師のICT活用指導力、情報モラル指導
授業計画
第1回:教育の情報化
第2回:共通教科「情報」の目標と内容
    ・情報教育の中での教科「情報」の位置付け
    ・情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度
第3回:専門教科「情報」の科目とその内容
    ・主な科目の内容
第4回:現在の教室環境
    ・電子黒板、書画カメラ、デジタル教材など
第5回:学習指導計画の立案、学習指導案の作成(演習含む)
    ・学習指導案作成の意義,学習指導案の作成方法
    ・細案・略案、レシピ
第6回:授業の展開例
    ・情報教育事例の紹介
第7回:教材開発の方法(1)
    ・施策・地域で作られているコンテンツ
第8回:教材開発の方法(2)
    ・簡易な教材の作成
第9回:授業の評価と改善
    ・授業分析,授業評価
第10回:模擬授業(1) 一斉学習形式
第11回:模擬授業(2) PC教室での演習形式
第12回:模擬授業(3) ワークショップ、グループワークによる演習形式
第13回:模擬授業(4) 「考えさせる」情報モラル
第14回:学習環境の整備および情報教員の役割
     ・物的環境の整備、人的環境の整備
第15回:まとめ
教科書「高等学校学習指導要領解説 情報編」
参考書教育の方法と技術(西之園 晴夫、宮寺 晃夫)ミネルヴァ書房
情報科教育の方法と技術(西之園 晴夫 (著), 岡本 敏雄 (著))ミネルヴァ書房
情報科教育法(河村 一樹 (編纂))学文社
成績評価方法出席、レポート提出、課題活動成果の提出によって総合評価します。
備考学習内容の点から、授業時及び自宅での学習での、コンピュータ等のICT活用できることを前提として授業を行います。
連絡先・オフィスアワー 授業時に紹介する「学習支援システム」を通じて授業の支援を行います。
授業計画