これまで、大学などの授業の中では、WWWの解説をする際、プロトコル(http, https)の確認とともに、ドメイン名でも、その発信主体の見分けを紹介しています。(例えば、go.jpやac.jpなど)
その他にも、他サイトへのリンクなのか、自サイト内のリンクなのかを確認して利用することが、自衛方法の一つと紹介してきました。
その一環で、HTMLメールなどに、埋め込まれたURLが、どのように情報収集しようとなっているかも扱います。そういうことが判ってくれば、対応が可能になるからです。
ですので、ボタンや、JavaScript等によってリンク先を秘匿するようになっている部分は、個人的に躊躇してしまうのを、どう感覚として「考えさせるのか」に苦労してきました。
しかし、最近は、Twitter文化の影響で、「短縮URL」が、アチコチで使われるようになってきたことに危惧しています。
短くなるので、覚えやすいとか、Twitterの140文字以内に収めやすいという利点の一方、フィッシングや情報収集用のURLの隠蔽化にも役立っているようなのです。
これへの対応に関して、どう「考えさせるのか」を検討しながら、今年の授業を取り組んでいます。